レッドブル (1988) : Red Heat

モスクワの市警察警務大尉が麻薬犯を追ってアメリカのシカゴにやって来、現地の刑事と力を合わせる姿を描く。製作・監督・原作・脚本はウォルター・ヒル、共同脚本はハリー・クライナーとトロイ・ケネディ・マーティン、撮影はマシュー・F・レオネティー、音楽はジェームズ・ホーナーが担当。

監督:ウォルター・ヒル Walter Hill
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・ベルーシ、ピーター・ボイルほか。

レッドブル (1988)のストーリー

頑強者ぞろいのモスクワ警察特捜部の中でも、超人的な体力と無慈悲なまでに徹底した捜査を行なうことで知られるイワン・ダンコー(アーノルド・シュワルツェネッガー)刑事。ある雪の日、彼は相棒と共に、米ソにまたがる麻薬密売ルートの大ボス、ビクター・ロスタビリ(エド・オーロス)を追いつめていた。だが一瞬の隙にビクターは相棒を殺して逃亡する。半年後、ビクターがシカゴの刑務所にいるとの情報が入り、身柄引き取りのため、ダンコーはひとりで西側最大の犯罪都市シカゴへと向かった。彼を迎えたのは、面倒な規則などものともしない、シカゴ市警のはみだし刑事アート・リジック(ジェームズ・ベルーシ)だった。ダンコーがビクターを連れ、早々とモスクワに帰ろうとしたその時、ガードマンに変装した一団に急襲され、ビクターは所持品の鍵1つを残してあっという間に連れ去られてしまった。信じられない失敗をおかしたダンコーは、モスクワからの帰国命令を無視し、鍵の謎を解きビクターを再び捕えるまでシカゴに残ることを決意した。リジックは上司から煙たがられてダンコーの世話をまかされる。初めは絶えず衝突する2人だったが、いつしか友情らしきものが芽生えていった。やがて、金のために請われてビクターと結婚したというキャット(ジーナ・ガーション)の協力もあって、ビクターと犯罪シンジケートの関係が明らかになってきた。だがダンコーが持っていた鍵は、ダンコーの部屋を襲ったシンジケート一味との銃撃戦の隙に、まんまとビクターに奪われる。麻薬と金を一人占めしたビクターはモントリオール行きのバスを奪って逃げ、ダンコーとリジックもバスで追った。2台のバスは向き合い、お互いにぶつかりそうになるが、ダンコーの握るハンドルをリジックが切ってダンコーのバスは横転。ビクターのバスは列車に激突し、炎上した。何とかそこから抜け出したビクターに向けて、リジックから借りたダンコーのマグナム44が火を吹いた。ようやく敵を倒したダンコーは、今や真の友となったリジックに見送られて、モクスワへの帰途についた。

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